グレープフルーツと薬について分かりやすくまとめてみた
グレープフルーツと薬の影響について
体の中には薬を分解する酵素があるのですがこれをグレープッフルーツなどの
柑橘類に含まれる成分が強固に結びつくことで薬の分解が遅れてしまい、
薬が効きすぎてしまったり、副作用が出てしまう可能性があります。
そのため影響の強いお薬と一緒に飲まないようにお話があるのです。
薬の分解を妨げる酵素って??
ベルガモチンやジヒドロキシベルガモチンというフラノクマリン類 が
影響するといわれています。
これらはグレープフルーツでも果肉の色で含有量が異なります。
一般的に果肉が白色よりもピンク色のものに多く含有しています。
また、果実の部位によっても含有量が異なります。
一般的には皮>果肉>種の順番です。
しかし人間には個人差があるように果物の世界にも個体差があります。
柑橘類と言ってもみかんやオレンジには含まれていません。
「果物 フラノクマリン」などで検索すれば含有の有無などは
調べられるのではないでしょうか。
薬の時間と食べる時間をずらせば問題ない??
じゃあ薬と一緒に飲まなければよいのでは??と思う方も
いらっしゃるかもしれませんが、この作用は少なくとも2~3日
(長いと1週間)は続くので継続して服用している薬であれば
服用期間中はこれらの果物は口にしないようにしてください。
以下のURLにより詳しい内容の記事が書かれているので
興味のある方は読んでみてください。
どんな薬が影響するの??
血圧の薬が一般的かと思います。
中でも代表的なお薬では
カルブロック(アゼルニジピン)
アテレック(シルニジピン)
アダラート(ニフェジピン)
カルスロット(マニジピン)
などがあげられます。同時に服用することで薬の効果が出すぎて
血圧が下がりすぎて、ふらつきなどが起こる可能性があります。
脂質異常症治療薬では
リピトール(アトルバスタチン)
リポバス(シンバスタチン)が代表選手です。