アンサングシンデレラ第2話の感想やネタバレ

今回は薬剤師の中でもあるあるなイベント

第2話では薬の相互作用と解毒剤、小児の粉薬の

飲ませ方、麻薬の管理と病院だけでなく薬局でも

あるあるな事件が題材となっていました。


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各イベントの振り返り

麻薬の管理

冒頭で真矢みきさん演じる販田薬剤部長が大慌てで

調剤室へ。

何事かと思えば麻薬取締捜査官が来るとのこと。

医療用の麻薬と呼ばれる医薬品が存在するのですが

ロキソニンなどの一般的な医薬品と比べて管理が

重要な薬なのです。

1錠でも帳簿とずれがたら警察沙汰になります。

それでフェンタニルが1本足りない!!!!

と薬剤部総出で探していたんですね。

原因不明の不整脈

なにやら病室でもめている患者さん(大宮)が。

みどりが併用薬の有無について聞くも無いの

一点張りでポーチを手にトイレに立つ。

(それ怪しい!中身見せて!!)

個室トイレの中では案の定ポーチから取り出した

謎の白い錠剤を大量に服用していた。

その後廊下で倒れている所を発見され救急治療に。

不整脈が起きているが原因が分からない。

併用薬による中毒症状を疑ったみどりは大宮の娘

である麻利絵と大宮の自宅へ行き手掛かりを探す。

そこでユニパックに入っている錠剤を発見するが

半分欠けており刻印が読めない。

(刻印が分かれば何の錠剤化はすぐにわかります)

今度は何をするかと思えば錠剤のかけらを口に

含んだではありませんか!小量なら問題ないと思

われますが微量でも効果がある薬はあるので良い

子はマネしないようにしましょう。粉薬ならとも

かく錠剤の味まで確認するのはマジで変態ですね

結果としてロペラミド(下痢止め)を服用して

いることが分かり解毒剤の投与が施され大事には

至らなかった。

私事ですがロペラミドを2日間服用したら1週間

お通じが来ませんでした・・・。

抗生物質の苦み

今回題材となっていたクラリスロマイシンは有名

なお薬ですね。

病院へ行きがちなお子さんをお持ちの親御さんも

一度は聞いたことがあるかもしれません。

作中でも言われておりますが薬自体は非常に苦く

大人でも飲めない場合があります。

砂糖のようなものでコーティングが施されている

ので渡されるもの自体は甘く飲みやすいです。

このコーティングですがアルカリ性の物質であり

酸性の飲み物や薬と一緒に飲むとコーティングが

はがれてしまいます。

因みに今回一緒に出たカルボシステインは酸性

のお薬ですので一度に飲ませたほうが楽だからと

混ぜると同じ事になりますので注意しましょう。

私なら追加で飲む順番をクラリスロマイシン→

カルボシステインとするように指導します。


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